<デルトラ・クエストをあなたはご存知であろうか?僕がまだ幼きやんちゃな小学生だったころ、半地下の図書室の一角にキラリと光る十数冊の本が並んでいた。しかし、書物などに見向きもしなかった私がそれを手にすることはなかったのである。
ところがある時、クラスの男子の中でとある本が流行りだした。しかし少年達の気持ちは秋の空模様のように目まぐるしく移りゆく。誰が一番早く読み終えられるか、そんな競争もいつしか忘れ去られ、そして私もたしか3巻も半ばで他のことに飛びついてしまったのではなかっただろうか。
そんなことを最近になってふと思い出した私は、メルカリにて例の本達を一気に買い集めたのである。そして、その魅力の虜となったのである。そう、その本の名は「デルトラ・クエスト」。
今回は、テレビやゲームよりも面白いとも謳われるこの冒険の書を、ネタバレなしでご紹介するといたそう。
【目次】
本が嫌いな子供も目を輝かせて読み耽るかも!
読書というのは、知識や教養や読解力などの面で様々なメリットがあるので、我が子には本を沢山読んでほしいという親御さんも多いのではないでしょうか。
しかしながら、<子供に本を読ませるというのは実際はそう簡単なことではないでしょう。それが活字だけの小説となっては尚更です。
そんなときにおすすめなのが、この『<デルトラクエスト』です。
まずなんと言っても<カードゲームのようにきらびやかな表紙です。各話に登場する強敵の臨場感満載の絵が、<子供の興味を視覚から誘ってくれることでしょう。そういった本が読めば読むほど自分の部屋に目に見えて増えていくというのは読書欲求の維持につながることでしょう。
僕の部屋には全巻ありますが、なかなかの見応えです。
大人が読んでも楽しめるから親子の話のタネに!
興味深いのは表紙だけでなく、ストーリーも同様です。舞台は、ハリーポッターや指輪物語のように魔法や様々な種族、モンスターがいる世界観です。
主人公や登場人物達の勇気や希望、悲しみや絶望が渦巻き、様々な伏線が回収されるので、ついつい感情移入してしまいます。それから、ところどころで子供じゃちょっと難しいかな?くらいの知恵を使うような場面やどんでん返しがあり、そういうシーンではむしろ大人の方が楽しめるかもしれません。
謎解きやパズル要素もあるので、親子で「どうしたらいいんだろうねぇ?」「ん〜」などと一緒に楽しむこともできますね。
子供も大人も時間を忘れて夢中で読んでしまうことでしょう。
仲間の大切さと勇気と優しさで心が洗われる!思い出せ!清き心を!
忙しい日々の中で、現実ばかりが目の前に立ちはだかるばかりに、自分の中に眠る好奇心や無邪気さやわくわくに蓋をせざるを得なくなってしまっている人は少なくないことでしょう。
そんな人は一度、登場人物達と共に繰り出して異世界の冒険へと繰り出してみてはいかがでしょうか。視界を覆う大樹の森、不気味な気配に満ちた大きな湖、勇ましく空を飛ぶドラゴン、そのわくわくやどきどきはきっと我々の現実世界にも光を与えてくれることでしょう。大人達に安らぎを…。
まとめ
- 見た目抜群!カッコイイ見た目に男の子は釘付け!
- 謎解きや知識を使う試練を親子で楽しもう!
- のめり込んでしまうほど面白いストーリー!ページをめくる手が止まらない!
- 現実離脱で日々の中にわくわくと安らぎを!