生きることは食べること。自分の言葉を大切に。

 お久しぶりです。最寄 然太です。果たしてこの記事を読む人がいるのかは定かではありませんが、一応聞かせてください。皆さんはお元気でしたでしょうか。僕にもいろいろあったように皆さんにもいろいろあったと思います。お楽しみ様です。

 今回は自分語りです。興味があればお付き合いよろしくお願いします。

 

料理との出会い~食べることは生きること~

 実は僕、今年のはじめに人生初の就職をいたしました。また一つ大人の階段を登った気がします。そこは飲食店でした。

 「何のために生きるのか。」その問いは様々な捉え方があり、その数だけ答えもあります。人によって違うのです。しかし全人類に共通して言えること。それは食べなければ死ぬ、のです。他の生き物の養分を享受しなければ僕らは歩くことも話すこともできません。ですから「何のために生きるのか。」その問への一つの答えとして「食べるために生きる。」は成り立つと思います。いえ、この言い方には少し違和感を抱く方もいるかもしれません。言い方を変えます。僕らは「生きるために食べている。」のです。

 当たり前のことですが、21歳にして僕にとってはそれは大きな発見でした。いつしか当たり前だと思ってしまっていた眼の前の食事は当たり前ではなかったのです。僕らは自分達以外の命を摘み取って生きていくしかできないのです。そんなことを今更気づきました。

 僕は生きる意味をずっと探し求めていました。きっと僕と同じ人は少なくないはずです。幸せになりたい、生きがいがほしい、同じような問に同じような悩みを抱えていることでしょう。

 生きることは食べること。食べ物に携わる仕事は人間の生に直結する仕事です。そして生きるためだけでなく、美味しいものは人を幸せにしてくれます。きっと誰もが美味しいものを食べて幸せだと感じたことがあるでしょう。ありふれているかもしれませんが、それも確かに僕たちの幸福の一つなのです。そしてその幸福を作り出せるのが食に携わる職業です。

 その中から僕は料理人を選びました。数ある職業の中から、いくつかの仕事をアルバイトを通じて経験してみて、その中から見つけました。答えは身近にありました。実は僕の両親も料理人なのです。親がやっていることで自分は絶対にこの道は進みたくないと思っていましたが、そう思ったときからもうすでに始まっていたのかもしれません。

 誰かの幸せを作れる料理人になりたい。美味しいものを食べて救われる心もあるのです。そんな心を少しでも多く救うことが僕の役割なのかもしれないと、最近は早とちりしています。ちっぽけにも大層にもなりうる役割ですが、これが僕の役割ならこれを全うします。

 料理を極めるということはきっと誰とでも繋がれるということです。美味しいものを作れるということはきっとどんな人とでも美味しいという幸せを分かち合えるということです。僕はそう思います。

 あなたにとって「生きる。」とは何ですか?

 

ついに行ってきたamazarashiのライブ~言葉の力~

 個人的にずっと好きなバンド、「amazarashi」のライブを先日初めて見てきました。amazarashiが数十メートル先にいる!そんな興奮が第一印象でした。その後の感想、まずは辛口のものから。彼らが作りだす会場の空気は素晴らしいものでした。しかし、たまにMCという短いトークがありましたが、あとは曲が次から次へと演奏されていく。それがライブだろと言われたらおしまいですが、僕には少し感動に欠ける節がありました。彼らは顔を隠して活動しているため、ライブでももちろんシルエットしか見えません。個人の感想としてはもう少しストーリーが欲しかったです。もう少しトークがあって、彼らが本当にそこにいるのだという実感がほしかったというか、なんというかただ映像を見ているだけという印象を感じずにはいられませんでした。僕が単にライブ向きではないだけかもしれません。僕は普段、聴きたいなと思った曲を聴きたいときに聴きます。そこで再生する曲にはその時の自分の感情が上書きされます。その一方ライブは、こちらが行きたくて行っているわけですがプレイリストはアーティスト次第です。はい、当たり前です。あくまでの個人の感想を書きたかったのです。失礼しました。

 しかし、僕がamazarashiのファンであることに変わりはありません。やはり彼らの織りなす作品に込められたストーリーには胸が震えます。何より歌詞が他にはありません。秋田ひろむさんが選び作り出す言葉が胸にじ~んと響きます。歌手の中島美嘉さんもその一人ではないかと勝手に思っています。

 言葉も人を救ってくれます。あなたもきっと傷つけられた記憶が山のようにあるなかで、きっと誰かの言葉に救われたこともあるはずです。それが直接もらったものなのか文章や音を通して届けられたものなのか、とにかく僕らは言葉に傷つけられ言葉に救われています

 僕も自分の言葉を大切にしていこうと思いました。当たり前にあるものだからこそ大切にしていこうと。何気ない一言で周りや自分を苦しませる、そんな毒は吐きたくないものです。逆に僕が吐く息が周りの空気を浄化するような、そんな生き方をしていきたいです。それを教えてもらったライブでした。最後に僕がamazarashiの歌詞で特に好きな部分を引用しておきます。

死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きることに真面目過ぎるから 

(「僕が死のうと思ったのは」から引用)

 

~最後に~

 まだまだ書きたいことはありますが、それはまた次回にします。お付き合いありがとうございました。よかったら次回もまたよろしくです♪