小説【魔眼の匣の殺人】今村昌弘さんのミステリーシリーズ待望の第2弾が面白い!

 

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 どうも!日々充実書店の最寄然太です!

 

今回はこのブログでも紹介したことのある今村昌弘(いまむら まさひろ)さんの『屍人荘の殺人』の続編

 

魔眼の匣の殺人】(まがんのはこのさつじん)をご紹介します!

 

 

前作の『屍人荘の殺人』の記事はこちら

hibijuuzitu-syotenn.hatenablog.com

数々の人気作家が絶賛した1作目です。よければチェックしてみてください。

 

 

いや~今作もとても面白かったですよ!

 

再び、今村さんの想像に楽しませていただきました!

 

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目次

 

 

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クローズドサークルとは?

 

 ミステリー用語で外界との行き来ができなくなった状況つまり閉じ込められた状況、またそういった状況で起こる事件を扱った作品のことを言います。

 

前作『屍人荘の殺人』が実写映画化・コミカライズ

 

実写映画化

 

 前作の『屍人荘の殺人』

 

神木龍之介さんや浜辺美波さん、中村倫也さんなどの豪華な俳優陣、

 

さらに監督は木村ひさしさん、脚本は蒔田光治さんによって

 

実写映画化され、2019年内に公開されます。

 

 あの作品がどんな風に映像化されるのか、今からとても楽しみです!

 

コミカライズ 

 

 同じく『屍人荘の殺人』がマンガアプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて、

 

2019年初夏から連載が開始される予定です。

 

漫画を手がけるのは漫画家のミヨカワ将さん。

 

 小説とも映画とも違った面白さがあるんでしょうね~。

 

こちらもとても楽しみです!

 

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この小説の魅力

 

前作を読んでいなくても楽しめる

 

  前作の『屍人荘の殺人』とその続編である【魔眼の匣の殺人】は登場人物や黒幕的存在などの共通点はあるものの、起こる事件自体は一冊でしっかりと完結しています。

 

それぞれ違う要素が違った形で話を盛り上げていて、それぞれ独立した面白さもあると思います。

 

なので恐らくですが、前作の『屍人荘の殺人』を読んでいない人でも十分に楽しめると思います。

 

その後に、さかのぼって読んでもいいわけですからね。

 

あの始まり方

 

 前作『屍人荘の殺人』の始まり方は印象的でした。

 

ヒロイン・剣崎に向けられた不穏な空気のある便り

 

そしてその後、食堂で繰り広げられる「~は本格推理ではありません」から始まる

 

「へっ?」

 

と言ってしまいそうなほど以外で平和的な会話。 

 

 それが今作の魔眼の匣の殺人】でもあるんです!

 

(前作よりも本格的に「和」になっています。)

 

今作もクローズド・サークル

 

 前作はまさかの「アレ」によってクローズドサークルになりました。

 

まさか「アレ」が出てきて、そうなってしまうとは思ってもいなかったので仰天してしまいましたが、

 

今作はそれよりも少し現実的なクローズドサークルになっています。

 

もちろん「アレ」もありえないことではないと思うのですが・・・。

 

 今作の非現実的要素

 

 前作は「アレ」がクローズドサークルやトリックに関わっていました。

 

今作では「アレ」こそ出てきませんが、それに代わるようにして非現実的な要素が登場します。

 

前作のものは「アレ」と濁していますが、今作のものは言ってしまうと「超能力」です。

 

その2つの、種類の違う非現実的な要素がそれぞれの話を違った形で盛り上げています。

 

予想を裏切られる

 

 今作も予想を何度も裏切られました。

 

とくに最後なんか、完全に信じていたものが

 

「あれ?」

 

と思ったのをきっかけにボロボロボロと一瞬で崩れて

 

「あー!そうだったんだーー!うわ~~」

 

となりました。(笑)

 

葉村と比留子の掛け合い

 

 前作よりもさらに二人は親密になっていて 、そんな二人の掛け合いはユーモアがあってとても面白いです。

 

あの方はちゃんといる

 

 前作でまさかの展開に巻き込まれた「あの方」

 

僕が嬉しかったのは、「あの方」がちゃんといるんですよ。

 

「うまくいかないもんだな」と言った「あの方」はちゃんといます

 

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著者

 

 今村昌弘(いまむら まさひろ)さんです。

 

ジャンル

 

 ミステリーだと思います。

 

あらすじ

 

 「十一月最後の二日間に、真雁(まがん)で男女が二人ずつ、四人死ぬ」

 

真雁で預言者として恐れられる老女は、その日そこに訪れた男女を前にそう言った。

 

その言葉をきっかけにしたかのように、

 

次々と不可解なことが起こり始める。

 

予言の呪いなのか、それとも誰かの仕業なのか

 

外界と通じる唯一の橋が燃え落ちてしまった今、

 

訪問者達は、ここで予言の二日間を乗り切らなくてはならない

 

主人公・葉村と、彼と同じ大学の探偵少女・剣崎はその二日間を乗り切ることができるのか

 

そして、謎を解き明かすことができるのか

 

 さあ、今村昌弘さんによる待望のミステリー第2弾!また別のクローズドサークルのお話!

 

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読みやすいように工夫されている

 

 前作と同じ様に今回もとても読みやすくなっています。

 

初めのページには物語の舞台となる場所の地図や見取り図

 

それから登場人物の紹介

 

物語中、剣崎の台詞による登場人物の復習

 

 「あれ?この人の名前なんだっけ?」

 

と思えば初めのページに戻って確認すればいいですし、

 

「ここどんな場所だっけ?」

 

と思っても初めのページに戻ればいいだけです。

 

僕も読んでいて

 

「読みづらいな~」

 

と思うことは特になく、物語に集中できました。

 

情報 

 

ページ数

 

 333ページ程です。

 

値段

 

 1700円+税です。

 

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出版社

 

 東京創元社です。

 

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シリーズ第3弾が楽しみ!

 

 前作はあのまま1作で完結してもいいような終わり方でしたが、

 

今作は絶対に次があるだろうと思う終わり方でした。

 

『屍人荘の殺人』といい、【魔眼の匣の殺人】といい、今村さんの想像にはとても楽しませていただきました

 

第3弾が発売されたときには、また楽しませていただくことにします。

 

楽しみです!

 

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まとめ

 

  • 前作を読んでいない人でも楽しめる
  • 今作もあの始まり方
  • 今作もクローズドサークル
  • 前作は「アレ」、今作は「超能力」
  • 今作も最後まで予想外
  • 葉村と比留子の仲が前作よりも親密に
  • あの方はちゃんといますよ
  • 著者は今村昌弘さん
  • ジャンルはミステリー
  • 今作も読者への思いやりがあって読みやすい
  • ページ数は333ページ
  • 値段は1700円+税
  • 出版社は東京創元社
  • 絶対に第3弾があるだろうと思う終わり方

 

 あなたも一度【魔眼の匣の殺人】を読んでみてはいかがでしょうか?

 

それでは!

 

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