【小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記】(四六判上製版)小説で新たな感覚!

 どうも!日々充実書店の最寄然太です!

 

3月1日に映画ドラえもん のび太の月面探査記が公開されました!

 

脚本を手がけたのは小説家の辻村深月(つじむら みづき)さん。

 

このブログでは彼女の作品であるかがみの孤城を紹介したことがあります。

 

hibijuuzitu-syotenn.hatenablog.com

 

そんな辻村さんが脚本を手がけ、さらにノベライズまでご自身がやられたことを知り僕は今回のドラえもん興味津津(ノベライズ→映画やテレビドラマなどを小説にすること。)

 

ということでその小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記読みました!

 

それでは紹介していきます。

 

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目次

 

ジャンル

 

 ジャンルで言うとSFです。

 

新感覚のドラえもん

 

 僕は今までドラえもんアニメや映画、漫画でしか見たことがなくそれはどれも複数の情報を与えられていました。

 

アニメや映画では、絵、文字、音3つの情報。

 

漫画では、絵、文字2つの情報。

 

しかし、小説となれば読者である僕らに与えられた情報はただ1つ

 

文字だけです。

 

ですから、読者に物語を届けるためには唯一の情報である文字がより具体的である必要があります。

 

そんな文字だけの世界では、のび太ドラえもんなどのキャラクターの心情もまた具体的に表現されています。

 

アニメでは読み取ることができないキャラクター一人一人の思いをなんとなくではなく明確に理解することができるのがとても新鮮で面白かったです。

 

のび太ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫

 

いつものみんながより近く感じましたし、応援したくもなりました!

 

さらには、自分も一緒に頑張りたくなりました!

 

辻村さんが描く「ドラえもん

 

 読み進めていくうちに辻村さんの作品であるかがみの孤城を読んだときと似た興奮を覚えた場面がありました。

 

主人公だけではなくて登場人物みんなにそれぞれのストーリーがあって、一人一人が自分にできることをしようと考え努力する。

 

みんなの思いが集まり固く結ばれ、物語はクライマックスに差し掛かる。

 

そういった盛り上がりと興奮が今回の【小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記】にもありました。

 

さすが辻村さん

 

辻村さんにしか描けない「ドラえもんだと思います。

 

詳しくはこちらのホームページで

小説「映画ドラえもんのび太の月面探査記」辻村深月 | 小学館

 

辻村さんのインタビュー動画も載っています。

 

物語の深みが増すのでチェックしてみてください。

 

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小説と映画の相乗効果

 

  小説だけ、映画だけで終わるのもいいと思うのですが、小説と映画とではそれぞれ違った面白さがあると思うので僕としては【小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記】と『映画ドラえもん のび太の月面探査記』のどちらも見たらさらに面白いんじゃない?といった感じです。

 

映画の前に小説を読んでみては?

 

 先程小説と映画のどちらも見たらさらに面白いのではないかと言いましたが、ここではどちらを先に経験するか、順番について口出しさせていただきます。

 

 ドラえもんの映画はしばらく見に行っていないのですが、今回は是非とも見に行きたいと思っています。

 

3月1日に公開されたばかりですので僕と同じようにこれから見に行こうというかたは大勢いることでしょう。

 

春休みもありますしね。

 

しかしその前に、小説を読んだ僕から言いたいのは

 

映画の前に小説読んだら映画をより楽しめるんじゃない?ということ。

 

小説 ⇒ 映画の場合

 

 というのも、小説は先程も言ったとおり読者に与えられた情報は文字だけです。

 

そこから人間が持つ想像力を使って頭の中で物語が展開されていくわけですが、

 

一人一人読む人によって想像したものは違いますよね?

 

想像のままで終わるのももちろんいいと思うのですが、

 

その想像する過程を経て実際に劇場に足を運び、大勢の他人が創り上げた想像を見る。

 

「ああ~こういうかんじなんだ。」

 

と小説を読んだときの記憶を噛み砕きながら映画の深いところまで楽しめると思うんです。

 

そして上映が終了した後、

 

小説の記憶映画の記憶を照らし合わせて頭の中でぐるぐると考えを巡らせる

 

これはとても面白いことなんじゃないかと思います。

 

映画 ⇒ 小説の場合

 

 さあ次は逆の場合。

 

これでももちろんいいと思います。

 

あくまでも個人の意見ということをお忘れずに。

 

先に映画を見たこの場合、後に小説を読むときに映画の固定概念に囚われてしまい想像力が活かされず映画の復習みたいになってしまうと思います。

 

もちろん小説と映画はそれぞれ違う面白さがありますからどちらも経験するのは順番はいずれにせよ面白いことに変わりは無いと思います。

 

より面白くなるのはどちらなのか?という話です。

 

おすすめは小説 ⇒ 映画

 

このようなことから僕としては映画を見る前に小説を読むことをおすすめします!

 

とまあ、べらべらと話しましたがこれはあくまでも僕個人の考えですので全く気にしなくていいですからね

 

自由に楽しんでください! 

 

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著者

 

  著者は小説家の辻村深月(つじむら みづき)さん。

 

昨年の2018年にはかがみの孤城』で本屋大賞1位を獲得されました。

 

2012年には『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞

 

そのほかにも数々の賞を受賞されています。

 

原作者

 

 原作は藤子・F・不二雄(ふじこ・エフ・ふじお)さん。

 

ドラえもんの他にもパーマンキテレツ大百科など数々の名作を残された漫画家さんです。

 

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あらすじ

 

  ある日、月面探査機「ナヨタケ」は、月面で白い影が写り込んだ奇妙な映像の撮影に成功します。

 

その映像をニュースで見たのび太は写り込んだ白い影の正体を見破っていました。

 

「月のウサギだ!」・・・

 

・・・そうクラスメイトの前で話したのび太はみんなから大笑いされてしまいます。

 

しかし、そののび太の想像力は二十二世紀の未来からやってきたロボット、ドラえもんひみつ道具によって・・・。

 

そんなころ、のび太の小学校には帽子を被った謎の転校生がやって来ます。

 

彼は何者なのか、本当に月のうさぎは実在しない伝説なのか・・・

 

4人の小学生と1体のロボットの危険と興奮で満ちた冒険が始まる!

 

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二種類あります

 

 【小説 映画ドラえもんのび太の月面探査記】は四六判上製版小学館ジュニア文庫版の2種類あります。

 

僕が持っているのは四六判上製版です。

 

それぞれ説明します。

 

四六判上製版

 

値段

 

 1800円+税

 

ページ数

 

 256ページ

 

小学館ジュニア文庫版

 

値段

 

 800円+税

 

ページ数

 

 304ページ

 

2種類の違い

 

仕様の違い 

 

 小学館ジュニア文庫版は名前の通りお子様向けとなっていて漢字にはふりがながふられています。

 

簡単な漢字にも細かくふられているので小さなお子さんにも読みやすくなっています。

 

ページ数の違い

 

 小学館ジュニア文庫版では漢字にふりがながふられているために、その分ページ数が四六判上製版より多くなっています。

 

内容に変わりは無い

 

  四六判上製版しか持っていないので明確なことはわかりませんが、

 

恐らく高確率で内容に変わりは無いと思います。

 

商品ページの説明や試し読みも読んでみましたが、ふりがながふられているかどうかの違いだけで内容に変わりはありませんでした

 

なんで値段が違うの!?

 

 「内容に変わりが無いなら四六判上製版の方がなんで1000円も高いんだよ!」

 

と思われると思います。

 

僕が思うにこれはお子様価格だと思います。

 

ふりがながふられた子供向けのものだから値段も子供向けに下げたのではないでしょうか。

 

それでも僕が四六判上製版を買った理由としては、足を運んだ本屋さんに四六判上製版しか売って無かったこと、四六判上製版のデザインがおしゃれでかっこいいこと、ふりがながふられていないほうがスリムで読みやすそうだったことが挙げられます。

 

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出版社

 

 四六判上製版も小学館ジュニア文庫版も出版社は同じ、小学館です。

 

発行日

 

 僕の手元のものでは

 

”2019年2月12日 初版第一刷発行”

 

となっています。

 

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感想

 

 いやーとても面白かったです。

 

ドラえもんには久しぶりに触れましたが、年を重ねてもやはり面白いです。

 

小説と言うことや僕が大きくなったこともあって、幼い頃感じていたものとは少し違った面白さを感じました。

 

 これからもっと年を重ねていくわけですが、僕たちがいる現実では未来からロボットがやってきてひみつ道具で助けてくれるなんてことはありません

 

ですから夢も見つつ現実もみつつ、自分の力で一歩一歩踏み出していきたいです。

 

 映画は近いうちに見に行きたいと思います。

 

楽しみです!

 

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まとめ

 

  • 映画の脚本に加えノベライズも辻村深月さんが手がけた。
  • 小説ドラえもんはアニメや映画とは違う面白さがある。 
  • 映画と小説どちらも経験してみては?
  • おすすめは小説を読んだ後に映画
  • 著者は辻村深月さん
  • 原作は藤子・F・不二雄さん
  • 四六判上製版小学館ジュニア文庫版2種類がある。
  • 四六判上製版は1800円+税小学館ジュニア文庫版は800円+税
  • 四六判上製版は256ページ小学館ジュニア文庫版は304ページ
  • 小学館ジュニア文庫版には簡単な漢字までにもふりがながふってある
  • 小学館ジュニア文庫版はふりがなの分、ページ数が多い
  • ページ数は違うが内容に変わりは無いと思われる
  • 小学館ジュニア文庫版の値段が低いのは恐らくお子様価格
  • 出版社は2種類とも小学館
  • 発行日は僕の手元のものでは”2019年2月12日 初版第一刷発行”
  • とても面白かった。しかし、僕らの現実は未来からロボットが来て助けてくれるようなことは無いので自分の足で踏み出して前に進んでいきたい

 

 辻村深月さんの【小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記】、あなたも一度読んでみてはいかがでしょうか?

 

それでは!

 

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